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黄色い小さな菜の花の仲間。とは関係なく一 香の生存確認所ですが、瀕死が多いと思われます(汗)
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次の更新日が1月に逆行してるよ、と李李奈さんに教えてもらいました。
……うわーほんとだ。
次直そう(え



こんにちは五体腐れですorz

そんな言葉が本当にあるのかどうかはさておき、よく祖母と母にこの五体腐れがとなじられます。
おかげでそんな言葉じゃ動じないくらいに神経は太くなりました。
っていうか、この言葉結構酷いな。
親はまだしも孫に言うか?そんなこと。




なんか。
久々に国民の休日に休んでいる気がします。
一方若様は今日も御出勤でいらせられますので「この非国民が!」と言っておきました。
その後の展開は忘れましたが何故か「人非人」となじられたのでちょっとうれしくなりました(待て)


最近若様とは愚痴ばっかり言い合っています。

一香「楽しいキャンパスライフって、何?」
若様「文系のこと」

若様「うちの妹が、大学生なんてほぼニートって言うんだけど、ニートって何?」
一香「え。もしかしてニートって金払って滅私奉公することなんじゃ……?」



学校は、決して嫌いではありませんが。
私の夢みた緩いキャンパスライフはどこにいってしまったんでしょう。
一日に授業1時間とかさー、どの授業とろうかなという悩みとかさー(97%必修)、バイトとかさー
いや切実な問題としてバイトをしている時間がほぼないのでお金のなさがどうしようもないです(T T)
軍資金がつくれないので今度のオンリーもおうちでごろごろして終わるんでしょう(研究室に行ってなければ)
いーなーいーなー
一人獣祭でもやっとくかなー(涙)




ということで、そんな恨みをこめて小話を一つ
テーマ:私文



寒波がちょうどきていた時に書いた小話を一つ
本当は寒い日にあげたかったんですが、続きを云々悩んでいるうちになんだか春になってしまいそうなので、今日は比較的暖かいような気もするんですけど、今日を逃すと次のチャンスがわからないのであげておきます。




   
 寒い。



 それは冬ならば当然のことだが、天気予報も言っていたとおり今日はやけに冷え込む。
 その証拠に朝起きて暖房をつけても家の中が暖まるのに常よりも時間がかかったし、今し方外から帰ってきたルルーシュの指先は冷たくなって動かない。
 思わずヒーターの前を陣取りながら呟いた。



「寒い」


 言ったところで暖まるわけもないのは百も承知だが言わずにいられない。
 身体の芯から冷え切ってしまっているのかもしれない。
 皮膚はこの部屋は暖かいと伝えてくるのに寒いと感じる。



「そう?」


 だもんだから同居人である恋人――これを俗に同棲という――の答えはやけにルルーシュのかんに触った。
 思わずソファーを見やるルルーシュの目つきも剣呑なそれとなる。


「お前はずっと家にいたからわからないんだ。一回外にでて冷えきってこい」


 2人は同じ大学に通っているものの、何分学部が違った。
 専攻が違えばとる授業も違う。
 同じ時間に出かけることもあれば、片方しか授業のない日もある。
 運悪く今日大学に行かねばならなかったのはルルーシュ1人だけだった。
 ルルーシュが冷たい風を切って鼻の頭を赤くしていた頃、スザクは暖かな布団の中で惰眠を貪っていたのだと思えば八つ当たりの一つでもしたくなるではないか――もちろんその反対のこともあるわけだが。


 外の風よりも冷え冷えとしたルルーシュの言葉にスザクは苦笑してみせただけだった。
 それからふといいことを思いついたとでもいいたげにふわりと笑う。



「暖めてあげようか?」


 そうしてほらおいでとばかりに手を伸ばしてきた。

 どうやってと聞くのは馬鹿らしい。
 何を考えているのだこの阿呆は。
 そう大きく顔にかいてルルーシュは眉間を険しくした。


「何馬鹿なこといってるんだ。そんな下らないことをほざいてる暇があったら、風呂をわかすとかあったかい飲み物でも用意するとか、少しは気の利いたことの一つでもしてみせろ」


 もっともスザクとてルルーシュがその手をとるだなんて思っていなかったのだろう。
 寒さで不機嫌なルルーシュの若干理不尽な言葉に肩をすくめた。



「じゃあお風呂いれてくるよ」


 腰は軽いのだ。
 ルルーシュは湯をために立ち上がった背中を見やって鼻をならした。
 感覚のなかった指がじんじんと痺れてきた。


 今から風呂を沸かすとなると、入れるようになるまでにはもう暫くかかる。
 その間ストーブの前で震えていなければならないのかと思うとうんざりしてしまう。
 もちろんストーブがあるだけ文明に感謝すべきだとは思うが、そもそもルルーシュはストーブというものがあまり好きではないのだ。
 空気は悪くなるし消すと臭いし、何より温風が顔にあたる時の不快感といったらない。
 それから少し離れるともう寒いくせに近付きすぎると熱すぎるのもよろしくない。どこにいろと言うのか。

 床暖房でもいれてしまおうかと半ば本気で考える。
 この部屋の名義人である三番目の兄に頼めばきっと明日にでも業者が入るだろう。

 だいたいこのマンションは2人で住むには広すぎるのだ。
 だから暖まるのに時間がかかる。
 2人で住むのに狭いアパートというのもないだろうと借りた一室ではあったが、これならば手を伸ばせば全ての物がとれると噂の1Kの方が良かっただろうか。
 今更言っても詮無いが。
 それに狭い部屋にスザクと二人きりというのもなんだかなと思うし。


 とにかく床暖房のことは考慮するにしても、今現在が一番の問題だ。



 寒さで赤くなった頬を触れば、己の指の冷たさに思わず悲鳴をあげそうになってしまった。
 そういえばと思い出したが、スザクも頬はルルーシュと対照的に随分と血色が宜しかった。
 もともとルルーシュよりもスザクの方が体温は高めだ――代謝の違いだろうか。
 この冷たくなった手で触ってやったら悲鳴の一つでもあげてくれるだろうかと些か意地の悪い考えにまで辿り着く。

 だってスザクは随分と暖かそうだった。
 手を背中にでも突っ込んでやれば、この凍った指も動くようになるに違いない。


 触ってやりたい。
 あの無駄に生産している熱を根こそぎ奪ってやりたい。



 あれはきっといい湯湯婆替わりになる。

 それは、酷く魅力的な考えに思えた。










 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは有言実行の男だ。

 と、いうことで、スザクが戻ってくる前にと用意したのは二つ。
 一つは毛布。
 これはもちろん熱が逃げてしまうのを防ぐものだ。
 二つ目は――。



「スザク、手を出せ」


 二つ目を後ろ手に持ったまま、にこやかに言うとスザクが少し戸惑った顔になった。
 突然機嫌がよろしくなったルルーシュを訝しんでいるらしい。

 だがもう遅い。
 ルルーシュはもう決めてしまったのだ。
 スザクを、湯湯婆にすると。
 もはや何人たりとも邪魔はさせない。
 もちろんスザク本人にも。

 訝しんみながらも手を出した時点で勝利は確定したようなものだ。



「違う。両手だ」
「え、何?」
「何でもいいからほら、早く出せ。早くしないと背中に冷たい手を突っ込むからな」


 脅しがきいたのか、それともルルーシュは引かないだろうと判断したのか、あるいは大したことではないだろうと思ったのか。
 スザクは渋りながらも拒否はしなかった。


「ほんと何なのルルーシュ」
「いいから黙って言うとおりにしろ。悪いようにはしないから。ああそうだ。目も瞑れ」
「…………ルルーシュ、悪いこと考えてる顔になってるよ」



 更に迫ればスザクがため息をついた。



「まあいいけど」


 家の中で君が僕に出来ることなんて限られてるし。


 ぼそっと付け加えられた一言にいらっとしたが、ここは勝者の余裕で見逃してやろう。
 スザクが大人しく瞼をふせるのを確認し、徐に取り出したのは用意した小道具その2だ。
 種も仕掛けもない、一本の、紐。
 用途は縛る、繋ぐ、括る、結ぶなどなど。
 鍵を通すのからテントをはるのにまで用いられるとても便利なその紐だ。


 何に使うのか。
 いや特殊な使い方はしない。
 基本の基本。



 縛る。



「え、ちょっ!」


 不穏な雰囲気に言いつけを破ってぱちりとスザクが目を開いたが、それこそもう遅かった。



「何!? 何するのルルーシュ!?」


 
 焦って喚くスザクの肩を押してソファーに座らせた。


「お前煩い」
「うるさっ!? うるさくもなるよ! いきなり何するの!? 恋人に縛られるとかないよ!」
「こないだお前俺のこと縛っただろ」



 忘れもしない。
 あれはそう、リヴァルに誘われて飲みに行った日だった。
 ……………いや今はこれはいい。というか思い出したくない。

 とにかく人に言えた義理かと言うがスザクは怯んだりしなかった。



「あれはルルーシュが悪かったんだろ。それにルルーシュだって楽しんでただろ。僕は今回何もしてないじゃないか」


 あれ。なんだろうこの気持ち。
 これが殺意というものか。



「もしかして新たな趣味に目覚めたとか。うわ、僕ついていけるかな」



 それなら出来るだけ頑張るよ。どんなルルーシュでも受け止めたいと思ってるから。だとかそんな間違った方向性の努力はいらない。



「お前ちょっともう黙ってろ」



 なんだか疲れた。
 なんで俺こんな奴が好きなんだろうと己の趣味の悪さにがっかりする。


 ルルーシュは、はあと深いため息をつき、スザクはまだ何か言っていたがそれを全て無視してスザクの縛ったことで和となった腕をくぐって膝に乗り上げた。
 毛布を方にひっかけぴったりと密着すれば体温を感じた。



「……………………ルルーシュ?」


 強制的に後ろにまわされた手がついついと服を引っ張る。


「湯湯婆が喋るな」



 ルルーシュはばっさりと切り捨てて胸にすり寄った。
 思った以上に暖かい。

 手を縛ってやったのはもちろん変なことが出来ないようにだ。
 今ほしいのは熱源だけ。身の内でくすぶる厄介な炎はいらない。
 風呂に入ってゆっくりあったまりたいし、夕飯の用意だってまだしていないのだから。そんなものに付き合ってる暇はないのだ。



「ゆたんぽ………」
「俺の専用湯湯婆だ。光栄に思え」




 スザクはがっくりとうなだれるようにルルーシュの肩口に頭を押しつけてきた。













これだけこの後の展開が予想できるというのも珍……しくもない気がしてきましたが、もちろんこの後は手縛られてるのとかそんなに関係ないよねとばかりに悪戯されて、でも腕の中だから逃げられなくて(墓穴)、さらに「僕今手使えないから、ルルーシュ自分で脱いで」とストリップを要求されるわけですね。わかりやすい!
あ、そうそう、お家はクロヴィスお兄様にチェスで勝ってもらいました(金持ちなんでもありご都合設定)
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一 香
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女性
自己紹介:
キャベツを育てれればブロッコリーになるのだと信じて疑わなかった幼稚園の頃。今その話をすると笑われます。が、キャベツとブロッコリーは同じ起源だと知った最近。でもキャベツの花とブロッコリーは似ても似つかないよね。
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