忍者ブログ
黄色い小さな菜の花の仲間。とは関係なく一 香の生存確認所ですが、瀕死が多いと思われます(汗)
Admin / Write / Res
<< 10   2024/11   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     12 >>
[86]  [85]  [84]  [83]  [82]  [81]  [80]  [79]  [78]  [77]  [76
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

レスをー更新をー
と呻いていますがどうにも夜までいろいろと続きませんorz
朝は、朝はやる気があるんだ!

…………最近学校でるのおそいんだよね(溜息)
やることないくせに周りが帰らないから帰れないんだよね(溜息)
それでも一番最初に帰って行くんだけどね(鬱)
いや、俺んち一番遠いからね?(遠い目)



学校がはじまりましたので、ガイダンスなんかがございます。
基本眠い代物ですが、ちまちま面白い話があったりもします。
その中でも李李奈さんが毎年楽しみにしている話があります。
DVです(やめろ)

いや、なんていうかプリントの書き方がおもしろいって話なんですけど。

(身体的)
殴るふりをする
髪をひっぱる
物をなげつける
包丁をつきつける
大きな音をたてる

(性的)
セックスを強要する
否認に協力しない
ポルノ雑誌を見せつける

(経済的)
生活費を渡さない
働かせない
使途を細かくチェックする

(その他)
無視する
大事なものを捨てる・壊す
人間関係・行動を監視する
実家や友人とのつきあい・外出時間を制限する
人前で侮辱する


まあこんな感じの内容です。

皆様気をつけましょう。
「私はDVを受けています」カードなどもあります。




あれ?
セブン様?


全部あてはまってるんじゃ…………



いやいやいやいやいやまさか


…………まさか




もりあがったのでDVで即興



ガンっと家中に響き渡る大きな音に、ルルーシュはびくっと肩をふるわせて表情を強ばらせた。


 続いて蹴られたテーブルの上から出来たばかりの料理の乗った皿が落ち、割れる音に小さな悲鳴をあげる。


「ぁ、す、スザク!」
「ルルーシュ、なんだって君はそんなに聞き分けがないんだい」


 だが抗議は最後まで言わせては貰えない。
 いや、本当は抗議など言おうとすらしてはならなかったのだ。それを知っていて選択を誤った自分をいっそ恨めしく思う。


 振り上げられた腕に腹に力を入れぎゅっと瞼を瞑った。
 しかしそれすらもスザクの気を逆撫でする結果にしかならなかったようだ。


 予想した衝撃はこなかった。
 恐る恐る目を開け、近い翡翠に息をのむ。



「人と話すときは目を見てって教われなかった?」

 苛立たしげな手つきでスザクがルルーシュの髪を上に引っ張る。



「い、痛い、スザク、痛いっ」


 痛みから逃れようと首を反れば息がうまくできなくて苦しい。


「それともそんなに僕の顔を見るのが嫌?ふざけるなよ!一生床だけ見せてやろうか?」
「ちがっ」


 髪を根元から掴んだスザクは、そう言ってルルーシュの顔を床にたたきつけた。
 庇うものなど何もなく、正面から勢いをつけてフローリングに激突すれば、額は焼けるような熱さを訴え、鼻の骨が変な音をたてたような気がした。
 まさか折れたりはしていないと思うのだが、そっと顔に手をやればぬるりと生ぬるい感触に鼻血がでていることを知る。
 それでも床に近かったことが幸いし、変形した様子はない。いや、床に近かったからこそ叩きつけられたのだろうから良かったのか悪かったのかは微妙なところではあるが。



「ふざく」

 鼻を押さえながらの発音は籠もってしまいはっきりしない。


「誰が悪いの?ルルーシュ」


 痛みを訴えるルルーシュをスザクが心配してくれるだなんて、そんな淡い期待を抱いてはいない。
 けれど、今日出会ったあの人は、ぶつかった表紙にはじきとばされて転び、手の平を擦りむいたルルーシュにハンカチを貸してくれたのに――そんな思いが顔にでてしまっていたのかもしれない。



「何?その反抗的な目は?まだわからないの?それとも反省することができないぐらいルルーシュは馬鹿なの?」



 ああ、違う。
 恨めしくなんか思っていないし、逆らおうとも思っていないのに。
ただちょっとかなしくなっただけで。
 でもそんな言い訳はスザクにとっては全部同じことだろうなと思って、無意味なそれをのみこんだ。


 そう、悪いのはスザクを怒らせることしかできないルルーシュの方なんだろう。

 だってルルーシュは。


「誰のお陰で生きていられると思ってるの?ゼロになって、テロをおこして、大勢の人を殺してユフィも殺して。処刑されるべき立場の君が今ここに生きていられるのは、誰のおかげかもう忘れちゃったの?」

「………スザク、です」



 だってルルーシュは、スザクによって生かされてる。
 本当は殺してしまいたいほど憎いだろうに、スザクだけがルルーシュを生かしてくれた。
 騎士団なんてつくったけれど、扇もディートハルトも、カレンでさえルルーシュを売った。
 自分も彼らを利用していたから文句なんて言える立場じゃないとこは明白だが、裏切り絶望した。
 所詮他人なんてそんなものなのだ。自分の命が一番。


 だけど。
 スザクだけが、ルルーシュに手を差し伸べて、償えと言ったのだ。
 それはルルーシュの望むところではなかったけれど、泣きながらルルーシュを抱きしめてユフィの名を呼び、それでもルルーシュを許そうとして、赦しきれない自分に苦しむスザクに、ルルーシュはもう何も言えなかった。

 優しいのだ。
 優しいから苦しむ。


 君を許したいとスザクは言った。
 実際スザクは普段、とても穏やかだ。
 本当は殺してしまいたいんじゃないかと思うのに、殴ることも蹴ることも詰ることもせずにルルーシュに歩みよろうとしている。


 こうやって抑えきれずに激昂するのは、そう、いつだってルルーシュが何かした時だ。
 だからスザクは悪くない。



「ごめん、スザク。もうしないから」
「ごめんなさいだろ?謝る気ある?」



 悪いのはルルーシュだ。


「だいたいなんだい?これ」

 ひらりと顔の前に揺らされたのは、貸してもらったハンカチ。
 ルルーシュはさっと青くなった。



「見覚えがないな。これ君が買ったの?違うよね?お金なんて渡してないはずだよ?誰に、貰ったの?」



 貰ったものではない。
 洗って返すと約束したものだ。
 スザクには、スザクにだけは見つかってはならないものだったのに。


「スザク!お願いだ。返してくれ」
「違うだろ?君のじゃないだろ?」


 言わずにはおれなかった制止の言葉は当然、翡翠の中の冷たい炎に油をそそぐ結果にしかなりえない。


「外にてたの?人と会ったの?そんなことを許した覚えはないよ。だからこれはあっちゃいけないものなんだよ。わかる?」



 わからない。
 わかりたくない。


 スザクは徐にライターをとりだすと、それに火をつけた。
 躊躇いなどひとかけらもなく。


「やめっ!やめてくれ、スザクっ!」




続く(え)
いや、だってまだチェック項目完全制覇してないから。。。
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(10/24)
(10/19)
(03/11)
(03/04)
(02/27)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
一 香
性別:
女性
自己紹介:
キャベツを育てれればブロッコリーになるのだと信じて疑わなかった幼稚園の頃。今その話をすると笑われます。が、キャベツとブロッコリーは同じ起源だと知った最近。でもキャベツの花とブロッコリーは似ても似つかないよね。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(05/29)
(06/15)
(06/19)
(06/27)
(07/06)
過酷人生ゲーム
ブログンクエスト
Copyright ©  きゃべつの花 All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]